2014年07月21日

特撮CD懐古録 ビクター8枚(2)

(mixi日記 2011年02月19日分を一部修正&追記)

特撮CD懐古録 ビクター8枚(1)のつづき)

VICL-5080「ノストラダムスの大予言/惑星大戦争

 記憶が多少曖昧ですが、これはたしか「ノストラ〜」LP(AX-8012、1974発売)を完全復刻する、ということが先に決まっていて、だけど「ノストラ〜」だけだとトータルで44分半しかなくてもったいないから残りをどうしようか、という話になって、
「せっかくだから『惑星大戦争』(DX-4005、1977発売)も復刻しましょうよ。もし74分に収まりきらなかったら「ジミー」とか切っちゃえば(笑)」
とかヒドいことを言ってた気がします。いいのかよ自分。もう時効だ。
 結局、厳密にタイム計算してみたら「惑星〜」は30分ちょいあって、だけど2枚足しても74分48秒、当時言われていたCDの最大収録時間「74分42秒」を越えちゃうんだけど、エンジニアさんの「なんとかなりますよ」というお墨付きを得て、フル収録にGOが出たんですよ。いまから考えたらこのころからCDが650Mだけでなく700Mのものも出始めてたからなのかなとか思いますけど、当時は「もし再生不良などのトラブルがあったらどうしよう」とか思いながら作ってたはずです。
 しかも、もしかしたら曲間タイムがLPのときは3秒あったのを2秒に縮めるとかの加工もしたかも知れません。まるで零戦の肉抜き穴みたいにいろいろ考えて2枚を1枚に収めたと思います。

 「でもそうしてでもCD化しておかないと、こんなLP今後いつCD化できるかわかんないもんねえ」とか言ってたけど、実際そのとおり。あれから20年経っても、あのあとは一回だけVAPの「チャンピオンまつり」10枚組BOXに入っただけだもんな。よかったあのときCDにしておいて。
 また、「ノストラ〜」か「惑星〜」のどちらか(または両方)のテープが、この時代の6mmテープに頻発していた、磁性体かなんかのベトつきによる再生不良状態になっていて、ただ一回かぎりという復元処理を行なって音取りをしたという記憶が。だからその話が本当なら、さらにあれから20年経っている現在、このどちらか(あるいは両方)のマスターテープってもしかしたらもう再生不可になってるんじゃないかと思う(^^; よかったあのときCDにしておいて。

 ちなみに個人的には自分は『ノストラダムスの大予言』には当時ほとんど思い入れがなく(^^;、『惑星大戦争』が復刻されさえすればいいと思ってました。例の「SOUNDTRACK TOMITA」(!)とかも持ってなかったし。だもんでCDができたあともジャケットはちゃんと「惑星大戦争」の側を表にしてあります(笑)
 そしてなにより「惑星〜」は最低でもEPの2曲(「惑星大戦争のテーマ」/「轟天のテーマ」)だけでも復刻できれば、毎年のG祭(特撮ファンクラブGのイベント「緯度G大作戦」)のオープニングとエンディングを作るのに、わざわざ会長秘蔵のシングル盤をもうこれ以上傷めなくてすむな、というのが、自分が「惑星〜」復刻を推進したいちばんの動機だったりして。……私利私欲まるだし。

 なおこのディスクの解説は、当時から『惑星大戦争』といえばこの人、中村哲さん。もちろん『ノストラダムス』の解説もノー文句。
 そういえば『惑星大戦争』は一応劇伴用音源も全曲CD化はされてるのかな。でも完全に音源を揃えるには前述のVAPのBOXと「怪獣王」と、あと「SF特撮映画音楽全集」の特典盤(超レア盤!)がないといけないんだよな。いまとなってはハードル高すぎ。
(2014.7.21追記:LP曲「轟天のテーマ」のSEなしが「怪獣王」、劇中BGM「メインタイトル“映画用”」ステレオ録音が「SF特撮映画音楽全集 特典盤」でしか聴けなかったと思います)


VICL-5081「日本沈没/妖星ゴラス

 たしか最初は当然のことながら、映画版完全収録+テレビ版名曲集、という企画だったと思います。しかしかなり早い段階から「テレビ版は今回は入れない」という話になったと聞いた憶えがあります。理由は不明。うまくいったら続けてすぐにテレビ版だけで1枚作る意図があったためにあえて温存したのか(だとしたら完全に裏目(^^;)、あるいはこの段階ですでにテープが行方不明だったのか、当時まだ下っ端だった自分は知りません。
(2014.7.21追記:もちろんいまでも下っ端です!)
 ただいずれにせよ、『日本沈没』映画版だけでは収録時間がかなり余ってしまってもったいないのでどうするか、というアイディアを求められて「それなら同じ災害パニック映画(?)の『妖星ゴラス』を入れましょう!」と言って以下の理由を提案したらOKが出たので(^^;、その部分の選曲と構成を任されることになりました。

 東宝特撮映画の大傑作『妖星ゴラス』の最初の音盤化は「SF映画の世界Part.1」(東宝レコードAX-8106、1978.5.25発売)、このときは「ゴラスと隼号」(M-4)、「南極基地建設」(M-16)、「大怪獣マグマ」(M-27)、「ゴラス地球を去る」(M-35)の4曲が収録されました。
 2回目の音盤化はキングの「SF特撮映画音楽全集 第5集」(キングK22G-7115、1983.5.5発売)。この商品は明らかに東宝レコード「ゴジラ」と前述の「SF映画の世界」を補填する役割を持ったアルバムであり、『妖星ゴラス』はまず最優先で補われるべき作品であったので、特撮ファン永遠の愛唱歌「俺ら宇宙のパイロット」を含む大量18曲が収録されたのでした。

 ところがこのビクターCDシリーズが発売された1991年には、肝心のLP「SF映画の世界」は未CD化、逆に補填盤的役割の「SF特撮映画音楽全集」は年内CD化の情報が(たしか)あったので、
「それなら逆にSF特撮映画音楽全集Vol.5の補填盤を作ろう! 全集Vol.5に入っていないAクラス曲の「南極基地建設」(M-16)や「大怪獣マグマ」(M-27)などが入れられるわけだから“名曲集”としての言いわけもたつ!」
ということで(笑)、「SF特撮映画音楽全集Vol.5」の『妖星ゴラス』未収録曲を完全収録し、一応メインタイトルやエンディング曲などは重複収録して前述の『日本沈没』パートの穴埋めとしたのでした。
 しかも解説書には、
「このCDと「SF特撮映画音楽全集 第5集」(キングレコード)の収録曲とを合わせると、『妖星ゴラス』のBGMは全曲揃います。」
という文章までわざわざ入れていただきました。利敵行為か! いやいや、きちんとこう書いておけばサントラオタクのみなさんには喜んでいただけるだろうと思ったんですぅ。

 あれから20年、『日本沈没』はVAPから単独盤が出ましたが、『妖星ゴラス』については1995年発売のSLCの単独盤はその後見つかったステレオ音源の完全収録盤のため、じつは『妖星ゴラス』劇伴のモノラルヴァージョンを聴くためにはあれから20年経った現在でも、いまだにこのビクター盤とキング音楽全集が必要になるのでした。すげえ!(←自画自賛。でも偶然) ……でもそれもあと数年のうちに東宝ミュージックさんから2枚組の単独盤が出るだろうから余命幾ばくもないな(^^;

 気力が続けば第3回につづく。
posted by TORI at 09:55 | TrackBack(0) | サントラ
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